パソコン壊れた

今朝、仕事で使っているWindowsマシンが壊れました。

電源が入らないの。というか、入らない、入らない、入る、みたいな感じ。
パワーボタンを何度か押していると入るんだけど、それもつかの間、いつの間にかダウンしてる。

実は1ヶ月ほど前から調子が悪いなぁと思っていた（作業中に何の前触れもなく落ちる）ものの、ファンの掃除をしてみたり周辺機器のコードを外したりすると復活してくれてたのでだましだまし使っていたのね。

ところが、今朝になっていきなり状況が加速しまして。
電源周りがほぼ完全にイッちゃったらしい。

他にも2台のマシンがあるし、こんなこともあろうとデータのバックアップはしていたので無理矢理作業することもできなくないのですが、できれば環境の整ったマシンで仕事がしたい。

とりあえずクライアントに平謝りの連絡を入れた後、地元の修理屋さんを検索。ところが、「預かり」ばかりで即日修理してくれるところはなかなか見つからない。
ようやく見つけた会社が、15時過ぎなら対応してくれるとのこと。わらにもすがる思いで頼みました。

で、15:30。
サイトに載っていた地図を参考にして現地にたどり着くも、会社らしき建物がどこにも見つからない。
完全なる住宅街。しかもかなりの田舎。
しばらく迷ってようやくたどり着いたそこは、どう見ても一戸建ての「おうち」でした。

え？これ自宅...？

さらに、にこやかに現れた社長さん（30才くらいの男性。スーツよれよれ）に招き入れられ、玄関に一歩踏み入れた瞬間驚愕！
き、汚い...。玄関だけじゃなく部屋の中もめっちゃ汚い。
「不潔」って感じじゃないんだけど、大量のモノが散乱してるの。 こわいよぅー。入りたくないよぅー。

実は直前にかずおくんに電話を入れ、半ば冗談半ば本気で「もし18時までに連絡がなかったら警察を呼んでください」と言っておいた私。
警戒心MAXで部屋にあがりこみ、紙とパソコンが散乱した部屋のソファへと案内される。座りたくないよぅー。
でも座らないのもおかしいのですみっこに座る。

社長さんはしきりと「いつもはこんなに汚くないんですが」と恐縮してくれる。そっか、今日は特別汚いのね。いつもは整理整頓された素敵なオフィスなのね...って、そんな乗りツッコミできるようなレベルじゃないダロヽ(`Д´)ﾉｺﾞﾙｧ!!

修理はきちんと始めてくれたものの、緊張感が最高潮に達したためしばし外出することに。
小一時間ほど買い物したりお茶したりして戻ってみると、故障の原因が特定されていました。

私の見立ては「経年による電源周りの故障」だったわけですが、真相はなんとなんと大量のスパイウェアの仕業。
スパイウェアがマシンのデータを流出させようと動き出すことでCPUに負荷がかかり、ダウンしていたとか。

え〜？ほんまかいな！？な気もしますが、スパイウェアがいっぱいいたのは事実。
セキュリティソフトは一応入れているのですが、恥ずかしながらフリーウェアだったんです。そのため、どうやらウィルスは監視してくれてたんだけどスパイウェアの進入は防げていなかったらしい。

どーんと落ち込みました。部屋の汚さとか、もうどうでもよくなりました。

最近はできるだけ仕事用マシンで外のサイトを見ないようにしたりして気をつかっていたのですが、あまりに無防備だったな、と。
私の仕事で扱う情報は、機密事項に値するようなものはほとんど無いのですが、それでもリリース前のサイトのデータが流出したら信用問題です。

修理屋さんからも「お客さんの大事なデータなんだから慎重に扱わないと」と説教され、シューン(´・ω・`)
...てか、おまえもな！お客さんを通す部屋ならちょっとくらい掃除ｼﾚ!!
と言い返す元気もなく作業代を払って帰ってきました。

もちろん、自宅に戻ってすぐに物理フォーマットをかけ、初期状態にリカバリしました。リカバリ後、まずはウィルス対策ソフトをインストールしてバックアップデータもすべてスキャン。

悔しい（いや、ありがたい）かな、その後は全く問題なく動いております。

修理費（というより検査費？）9,000円と不要な恐怖と丸1日分の作業。 少なくない授業料だったなぁ。
みなさんも、ウィルス対策は万全に。

あ、ちなみに今回お世話になった社長さんはとてもいい方でした。部屋が汚い点以外は、仕事もちゃんとやってくれて感謝感謝です。

りこ（2007年10月 5日 23:38） コメント(5)|トラックバック(0)