[henyohenyo]ASKA先輩

2/10発売、ASKAのニューアルバム「12」はセルフカバー集。

リリースのしらせを受け取ったときの第一印象は「オリジナルアルバムじゃないのかよ!」でしたが、アルバム収録曲「LOVE SONG」のPVを観たらイイ感じなのでご紹介。このブログを読んでくれてる人のほとんどはASKAファンじゃないと知ってますが、あえて。

オリジナルの「LOVE SONG」はファンに向けたメッセージソングだと聞いたことがある。一見ふつうの恋を歌ってるようなんだけど、ベースになっているのはファンに伝えたい思いだと。
でもカバーバージョンのPVを観ると、今回はまったく違う意味をもった楽曲としてリリースされるのだということが分かる。今回の「LOVE SONG」は、目の前の相手やファンではなく、もっともっと大きなものに向けた「愛の歌」ということが非常にシンプルに分かりやすく示されているのだ。

これは、ここ数年ASKAがテーマとしている「普遍的な何か」シリーズの一環であり、まさに彼が発信する「願いのリレー」(「UNI-VERSE」のワンフレーズ)なんだろう。人類愛や世界平和、自然保護といった定番中の定番メッセージ。「偽善」と言う人もいるかもしれない。でもこういうベタなメッセージこそ、アーティストが言わずに誰が言うのか。
そういえば、ある時期を境にASKAがつくる歌からはそういった「覚悟」のようなものが感じられるようになった。

それにしても某2やらmやらを眺めていると、今回のPVについて本質的な部分より表層的な映像表現(ASKAに抱きついてる女の子ったら...キー!とか)に目がいっているファンが結構多いようで。なんだかもったいないなぁと思う。

個人的には、メロディーや歌詞を一切変えることなく(歌い回しは少し変わってるけど)過去の楽曲に新たな意味をもたせるセンス・力量に、素直に驚き、感心させられた。これこそセルフカバーの神髄だろう。単純にアレンジを変えて歌い直しただけのカバーブームは、もううんざり。

ラストシーンは「THIS IS IT」の「Earth Song」(YouTubeにリンク)にインスパイアされたのかな?
キレイなおねえさんと密着したASKAのニヤけ顔はご愛敬ということで。

ちなみに、このPVを最初に観たのは打ち合わせ終了後、竹橋にある某新聞社ビル内のスタバにて。
無線LANを利用して情報をゲットし、その場で映像をチェックできるなんて、いい世の中ですな。

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12/17・18と、ASKA先輩の「昭和が見ていたクリスマス」ライブに行ってきました!
低温熟成タイプの私としては、ライブの連日鑑賞だなんて長いファン歴で初めてのこと。そもそも、ひとつのツアーに複数回行くこと自体ほとんど無いんだから。
ファンクラブの抽選に外れてしまった人も多数いる中、2日通して聴けることに若干の罪悪感を覚えつつ、でもゴメンなさい、どうしても行きたかったんです...。

今回の公演は、会場の受付を通る瞬間まで自分のチケットがどの席のものなのか分からないシステム。そのため当日までかなりドキドキさせられるわけですが...。
初日(17日)は2F後方のど真ん中席。うーん、なんともかんとも。真正面なのは嬉しいけど、あまりに遠い。しかも国際フォーラムAホールの2Fは2Fにあらず。体感フロア(?)は4Fくらい。ほとんど見下ろす感じでした。

気になる本編はというと、ASKA先輩、幕があがった瞬間からやたらとアクティブ。しかもかなりふざけた動き。なんなんだこのテンション。いちびり方が桑田さんみたいだ。今年の「walk」ツアーもずいぶん楽しそうだったけど、ここ数年のどよーんとした雰囲気とくらべると別人みたい。「大好きな生楽器との共演がうれしくてしょうがない」という気持ちが伝わってきて、こちらまでほほえましい気分になりました。

初日に印象的だったのは「野いちごがゆれるように」。
この曲は、「老人」と呼ばれる年齢にさしかかった主人公が自分の人生を静かに振りかえる姿を歌っている(と、私は解釈している)。

恋して燃えた日は 誰も懐かしい
幸せと悲しみが寄り添って
甘い実をつける 見つめている

包み込むようなASKAのボーカルに、曲中の人物への「愛」を感じる。そして照明の美しいこと美しいこと。曲の最後に先輩の周りがグリーンの照明で照らし出されると、まるで森の中で歌っているよう。森にたたずむASKAのまわりで、野いちごがそよ風に優しく揺れている...そんな情景が見えてくるようでした(ハイそこ、キモイとか言わない!)。大久保さん(舞台監督)グッジョブです。この曲と、ミラーボールを使った「世界にMerry Christmas」の照明の美しさには息をのみました。

セットリストは、公演タイトルのとおり(ASKA先輩の趣味が全面に押し出された)昭和のヒットナンバーとオリジナルナンバーで構成されてます。由紀さおりとかタイガースはさすがによく分からなかったぁ。でも、先輩のルーツなんだと思うと素晴らしい曲に思えてくるから不思議。

「Fly me to the moon」「Over the rainbow」はオリジナルナンバーとはまた違う趣きの楽曲なので、新鮮で嬉しかったな。にしても、洋楽のスタンダードナンバーをああいうメリハリ、ああいう発声で歌える日本人歌手はそうそういないと思う。
前に和田アキ子が「ひとり10万くらい取って小さなライブハウスでお酒片手に歌うのが夢」みたいなことを言ってたけど、先輩にもそういうことやってもらいたい。それこそチケット争奪戦がすごいことになりそうだけど。

そんなこんなで2日目。
「今日こそ最前列では!?」と意味無く期待しつつ受付を通るも、残念!昨日より1.5m前に出ただけじゃん(笑)。ちょっと前に出てちょっと右にずれただけなので、座席につくとデジャヴにおそわれる。いや、実際24時間前に体験してるわけだけど。

本編の感想は、「初日とぜんぜん違った印象でビックリ」というのが正直なところ。基本的なセットリストは同じなのにね。
1日目の方が、総合点は高かった気がするんです。1日目はどの曲もとっても良かった。
一方、2日目はムラがあるように思いました。ただ、いい時の「よさ」が半端ない。なにあの「心に花の咲く方へ」の完成度。まるで積み木をそっと積み上げるように、より上へ、より高みを目指していくように重ねられるフレーズ。一体どこまでいってしまうのかドキドキして、最後は息を止めて聴きいってしまった。まるで、何かのスポーツのパーフェクトゲーム達成の瞬間に立ち会った気分。

そして、2日目はテレビ収録のカメラが入っていたためかサプライズ演出もありまして。
なんとなんと、岩崎宏美さんが客席から登場して「love is alive」を歌われたのです!まさしく女神降臨!!美声すぎてどうにかなりそう(´Д`)。宏美さんが登場した瞬間、隣で鑑賞していたまみっちと手を取り合って奇声を発してしまいました。まさかあのデュエットを生で聴けるとは...合掌。

その他の小ネタとしては、アンコールで本編の曲を急きょもう一度歌ってくれたんだけど、ナゼそうなったのかよく分からない。でもお得感満載でした。あ、そういえば「PRIDE」のアレンジが初日と2日目で変わった気もする。気のせいかな?
などなど、気になったことは色々あるんだけど書ききれないのでこのへんで。とにかく、両日ともすばらしいステージでした。ビッグバンドとの企画、またゼヒやってほしい。あのくらい分厚い音の方が、今のASKAの声に合ってると思う。

ハー。
なんだかものすごい充実感&感動の2日間でした。twitterでASKAのことを「個人的人間国宝」と表現してる人がいましたが、まったく同意。こんなものすごいシンガーを追いかけない人はバカモノなのです!なのです!!
先輩、これからもついていきますよ!

そうそう、開演前の会場近くと終演後の会場でトムセン陽子さんを2度もお見かけしました。どちらもトイレなんですが(笑)。「キレイな人だなー」と何気なく見ていて「ん?」と。終演後に見かけたのは、トイレ行列のわきをすり抜けて鏡に向かい、またささっと出ていかれる姿。あのあと楽屋に行くんだろうなぁ。いいなー。私もいつか...(いつ?)。

下の写真は、ライブ後の宴会の様子。ファン友ちゃんたちのかわいいこと。私はダントツの年増なので置いておくとして、みんな若い!ピッチピチ!!ASKAの年半分くらいの彼女たちがキャーキャー言ってるなんて信じられない~。このウハウハな事実、先輩はご存知なのかしら!?

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ひさびさのご当地ライブ。ツアー2日目の千葉県文化会館に、プロヴォーカリストの佳世乃嬢をお誘いして行ってきました。

今回の座席は1F13列。ステージまでの距離は過去最短です。いやでもテンションあがるぅ。
実際会場に入ってみると、「13列」といっても1列ごとの間隔が狭いのでさらに近い印象。

予定より15分遅れていざ開演。
最初の数曲はややぎこちないものの、MCを挟んだあたりから会場の温度がぐっと上がっていく。

そして今宵、ワタクシはASKA先輩の完全復活劇を見届けました。

すごかった。とにかくすごかった。
ここ数年の、ライブ会場を出たあとの何ともいえない物足りなさ...「悪くはないけど...うーん、こんなもんか」という諦めのような不完全燃焼感が一切ありませんでした。中学のころチャゲアスに出会い、子供心に「いいなあ」と思って以来アルバムだけは買い揃えるものの今ひとつ踏み込めなかった私の心を引きずり倒した「kicks」ツアー。一度観たステージが忘れられなくて必死でチケットを探し、再度会場に足を運び、直後にファンクラブに入会。そのくらいの力を持った、あの大迫力。あの歌声。あの抗えなさを思い出しました。

凄まじいまでの声量、フェイクの美しさ(ほとんど楽器!)に圧倒される「けれど空は青」、コード進行をがらっと変えて難解かつより感動的に生まれ変わった「PRIDE」、ライブでその魅力を最大限に開花させられた新曲「あなたが泣くことはない」、どれもこれもがとてつもないパワーを持って歌い込められてました。
「こんなにイイモノ聴かせてもらって、チケット代あんなんでいいの?」って思った。ホントに。

正直、開演前は「新アルバムもできてないのにツアーかよ、け」という気持ちがあったりなかったりだったけど、そういう次元じゃない。歌が持つ、音楽がもつ力をあらためて思い知らされました。

もちろん、ファンならではのひいき目ですよ。でもね、白眼むいて熱く語りたくなっちゃうくらい良かったのよ。
ご一緒した佳世乃嬢は、一時はメジャーの世界に首をつっこんでいた人なので(多くは語らないけど)まぁ色々な思いをくぐり抜けて今にいたるわけです。今日、たまたま不思議な巡り合わせから、長いこと封印していた「ジャパニーズポップス」をあえて解禁してつきあってくれて。その上で、ASKA先輩の音楽を全く知らない彼女にも、それなりの揺さぶりはあったらしい。とにかく、そのくらいすごかったんだよ。

余談だけど、私の席からちょうど先輩の背中が見えたの。ステージ下手に設置してあるグランドピアノの前に置いてあるアクリル板に先輩の背中が映ってて。正面顔を見てるだけだとライブDVDと変わらなくって、なんだか画面を見てるような気分になるんだけど、リアルタイムに動く背中を見てたら「あぁ、そこにホントにいるんだなぁ」って。当たり前なんだけど感動してしまった。
キャ、我ながらキモイ☆

終演後はかよの嬢オススメのお寿司屋さんでおいしいモノをたんと食べ、地酒をたらふくごちそうになってゴキゲンで帰ってきました。あ〜。シアワセ〜。

さーて。明日から、少ないコネを総動員して関東近県のチケットを探そうっと。

写真は、今回のツアーのチケットに印刷されているもの。かっこよすぎてムカつく!!

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※注 ファン以外の方には読む価値ほぼ無しです。

 デビューから30年という記念の年に、2人が出した結論は解散だった。それぞれのソロ活動に力を入れたい2人は、既に昨年から気持ちを固めていたという。音楽性の違いや、今後の活動の方向性の違いなどが、その理由だという。当初は昨年の大みそかで解散する予定だったが、昨年11月にCHAGEに長男が誕生したことなどもあり、今月末での解散となったようだ。

結局、午後になって所属事務所が「解散報道は誤報」という声明を発表しため、ひとまず事態は収束したんだけど、個人的にはこの記事に大きな間違いはないんじゃないかと思ってます。
単に「解散」という言葉を使うか使わないかだけで、今後はチャゲアスとしての活動を控えていくことになるんじゃないかな、と。

ファンにもいろんな考え方の人がいるのでアレですが、私は解散もしくは無期限活動停止はいたしかたないことだと思ってます。

元々「音楽性が違う」と言われてきたふたりだけど、10年前('99年発売「NO DOUBT」)くらいからそれがますます顕著になって、「作風というよりは創作活動そのものに対する考え方がずれてるんじゃないか」と感じられるようになりました。
1枚のアルバムなのに、CHAGE曲、ASKA曲によって色も温度も違いすぎる。1曲1曲はイイんだけど、アルバム通して聴いたときのチグハグ感が否めない。ソロ活動の方向性も違いすぎる。

私はCHAGE単体のライブは行ったことないんだけど、問答無用で楽しいんだってさ。盛り上がるんだってさ。
ASKA単体のライブは、正直、おもしろくはない(私にとっては)。MC変だし(私にとっては)。でも歌唱力に、気迫に圧倒される。終演後、「すごいもん見た(聴いた)なぁ」という気持ちにさせられる。
これはもう、どっちがいいとか悪いとかじゃなくて、種類の違いだと思うのよ。

彼らも50歳過ぎて、「まとめに入る」という意識は頭のどこかにあるんじゃないでしょうか。ここから先は自分の好きな音楽を好きなスタイルで好きなペースでやりたい、というのは自然なことだと思うんだよね。

商業的には十分すぎるほど成功したわけだし、あとはもう自分との闘いというか、どこまでやれるか、という感覚になっていてもおかしくない。特にASKAは、自分の音楽を未来に残そう、残したいという気持ちが強まっているんじゃないかと...。勝手な想像だけど。

そりゃ私だって自分自身の人生の半分近く応援し続けてきた大看板を下ろされてしまうのは寂しい。けど、どういう形であれ創り続けてくれるのなら大満足だ。
どこまでもついていきますぜ〜。

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某所にて、「今年のASKAシンガポール公演のライブ音源がiTunesStoreで配信されてる」の情報をゲット。半信半疑で確認してみたらホントにあるーーー!!ヽ(´∇`)ノ

公式アナウンスはまったく無かったので、「これは何かの手違いかも!すぐ消されちゃうかも!!」と焦りまくって全曲購入。 と、同じことを考えてる人が山ほどいたらしく。

iTSのアルバムセールス1位になってるYo(°∀°)ノ

いや〜、ASKAファンもやればできるじゃん。そして2ch(あ、言っちゃった)ユーザー率の高さったら半端ねぇですな。

小室センセイ作品がかなりの追い上げを見せているので、明日には首位あけわたしかな?

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