[henyohenyo]

気の重いイベント

お世話になっていた取引先が昨年倒産し、数万円の売り掛け金が残ってしまいました。簡単に諦められる金額ではなく、かといって回収できる見込みも無いのですが、召集の手紙が届いたので「債権者集会」なるものに行ってきました。冷たい雨が降る中、震えつつ東京地方裁判所へ。

「集会」なんて言うから、てっきり大規模にものものしく行われものなんだろうと思っていましたが、実際には10組以上の破産者や債権者などが一堂に集められ、関係者ごとに指定されたテーブルの周りに座るよう指示をうけます。それぞれのテーブルでの話し声、そして破産者の名前を読み上げる裁判所所員の声で、部屋の中はえらくにぎやか&オープンな雰囲気。しかも部屋の使用は30分単位で区切られているようで、次々と新たな人が入室してくるので慌しいことこの上ない。
そうか、世の中にはこんなにたくさん倒産・破産した人がいるのだなぁ、と複雑な気分に。

肝心の集会は、ものの10分ほどで終了。もっと具体的な話が聞けるのだと期待していたのに、これから段階を追って調査していくそうで。現時点での調査資料が配られ、次回の集会開催日時が発表されたらあっけなくお開き。わざわざ1時間かけて来たのに10分かよ~、とがっかり。自分の売り掛けが回収できないことはハッキリしたので、2回目は不参加でいいかな。

まぁ、これも経験ということで。
倒産した会社の方たちに個人的な恨みはないので、これから地道に頑張っていただきたいと思ってます。

同じ立場のいまちゃんと、このまま帰るのもナンだからと浅草の「ビストロカトリ」へ。
いまちゃんおススメのこのお店、こぢんまりしてるけど上質のビストロでした。フランス料理だなんて何年ぶりだろう?

お店の人に聞いたら、生レバーのカルパッチョがおいしいと言うのでお願いしました。
うぅむ、クセはあるけど確かにウマイ。カリカリのガーリック風味のクルトンとバルサミコ酢とのバランスが絶品。幸せだぁ。
メインのアナゴは、これまたお店のおススメ料理だったのですが、カレー風味で揚げ春巻き風に仕上げてあるなんとも手の込んだ一品。こちらも思わず目を閉じて味わってしまうおいしさ。
ワインから食後のデザートまで、とっても贅沢なランチタイムでした。また来ようっと。

関係ないけど、お店の前に漫才協会があった。ナイツの塙くんが通らないかしらと眺めていたけど誰の出入りも無く。残念。

それにしても、債権者集会のあとのフランス料理。なんか矛盾してるなぁ。

りこ2010年4月24日 15:34コメント(4)|トラックバック(0)

コメント(4)

お疲れ様でした・・・

私も倒産した人の話とか聞いたことあるし、実際破産宣告した人も知ってる。
今大変な時代だなっていつも感じてます。

そのあとのビストロ、美味しそう~
口福だね☆

取引先が倒産という話はたまに聞きます。
払えなくて滞納する会社も……。
何かと厳しい世の中なんだなと思ったりします。

それにしても、美味しそうですね。
これは行かなくちゃ。

こんにちは。お久しぶりです。

僕の会社も昨年、取引先の倒産で1億単位の売上が回収できませんでした。半分ぐらいはなんとかなりそうですがね。
帝国データバンクの人は、相手の支払い状況や株価なども把握しないといけない世の中だとか。厳しいですねー。
前を向いていきましょう!

>エビちゃん

自分も破産しないよう気をつけなきゃなー、って思った。あの立場になるのは辛い。
バクチ打つ勇気がまったく無いので、従業員でも抱えない限り大丈夫だけど。

ビストロいいでしょ?うふふ。


>YSKNさん

ホント、厳しい状況ですねー。会場では倒産(破産)者の名前がひっきりなしに呼ばれていてビックリでした。

ビストロカトリ、是非行ってみてください!!


>lokiiiiiさん

お久しぶりです!
1億単位の売上げ!!ひーえー。

私なんて数万なんで大騒ぎするほどのことじゃないんですが、なにぶん個人なので一応ギリギリまでねばってみようかと...思いましたがやっぱりダメっぽいですね。
自分の落ち度も少々あるので、授業料と思って諦めます。

同席していた某企業の社長さんが、私とは比べ物にならないくらいの債権を抱えているのに終始にこやかで、かなり尊敬しました。

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